【Collaboration blog】
皆さん、こんにちは!
就職活動(就活)において履歴書はとても重要です。履歴書などによる書類選考に合格しなければ、面接に呼んでもらえません。面接に呼んでもらうにためにはどのような履歴書を書けばよいのか、履歴書を書く前に知っておくべき大事なポイントを紹介します!
日本の就活では「履歴書」以外に「エントリーシート」を提出させる企業があります(特に大手企業)。エントリーシートには企業が設定したさまざまな記入項目がありますが、中心は「自己PR」と「志望動機」です。この2項目が履歴書にもエントリーシートにもある場合は、履歴書の自己PR欄や志望動機欄には要点を書き、エントリーシートに詳しい内容を書きましょう。
就活の履歴書で「自己PR」は重要項目です。この欄には自分の長所や売り込みたいポイントなどを2点以上盛り込み、なるべく具体的に書いてください。その際、勉強や部活動、社会活動(ボランティアなど)、アルバイト、インターンシップなど自分の体験やエピソードと結びつけて書くと、内容が具体的になります。それによって選考担当者の印象に残りやすくなりますし、実際の面接でも相手の質問のきっかけになります。
「自己PR」と「自己紹介」の違い
自己PR欄では自分が誇りにできることをアピールします。単なる「自己紹介」になってしまわないように気をつけましょう。また、指定された履歴書フォーマットに自己PR欄がない場合でも、面接では必ずと言っていいほど自己PRを求められます。そこで、「趣味」「長所・短所」「学校で学んだ事」といった欄に記入する際も、自己PRにつながる書き方を意識しましょう。履歴書によって選考担当者にどのような印象を残せるかが、面接に進めるかどうかのカギになります。
長所・短所
長所・短所を書く際も、なるべく体験やエピソードと結びつけて具体的に書くように心がけましょう。自分の長所・短所がよくわからない人は次のような視点で自分を分析するのも一つの方法です。
短所と長所は見方によって変わります。例えば、おしゃべりな人は、悪く言うと「うるさい人」「口が軽い人」ですが、よく言うと「積極的な人」「外交的な人」です。このように、自分の短所を長所に置き換えてPRするのも一つの手法です。
ただ、その長所が職場でどのように生きるのか、仕事と結びつけて書く工夫をしないと、選考のプラスになりにくい場合があります。その長所が仕事での貢献に直接結びつかない場合は、長所を生かしてだれかをサポートした経験や長所を伸ばすために行った努力などを書くとよいでしょう。そうすれば、努力する姿勢などあなたの人間性をアピールできます。また、短所を書く際には、その短所を改善するためにどのように努力したかを書くと、これも自分をPRする材料になります。
履歴書の「志望動機」は非常に重要です。面接でも必ず質問されます。その会社で働きたい理由を書く欄ですが、その理由を適切に書くためには、その会社が「現在何をしているのか」「これから何をしようとしているのか」「どのような人を必要としているのか」を理解していることが必要となります。
そのためには、インターネットでその会社の情報を集めてよく読みましょう。「事業概要」や「事業の内容」「企業理念」「企業ビジョン」「経営計画」などの項目をよく読んでください。また、機会があればインターンシップや会社説明会に参加し、できればその会社で働いている先輩も訪問しましょう。
このようにして会社の事業内容や理念、強み、雰囲気、仕事内容などを具体的に把握したうえで、その会社でどのような仕事をしたいか、その仕事に対して自分はどのように貢献できるのかを書き込むと、すぐれた履歴書になります。その際、自分の経験やエピソードと結びつけて具体的に書くことが大切です。
授業名だけではなく具体的に何を学んだかを書いてください。ここは専門知識を見る項目なので、特に理系の場合は具体的な専攻内容も詳しく書きましょう。また、文系・理系にかかわらず、学習面でどのように努力したかなどを書くのもよいでしょう。例えば次のような書き方もあります。
【記入例】
「私は大学で英語の授業を受けました。それまでは、外国語学習は日本語が中心で、英語にあまり時間をかけていなかったので、大学での英語学習は最初は大変でした。しかし、将来の可能性を広げたいと思い、英語にも積極的に取り組むことにしました。授業の予習・復習はもちろん、その日覚えた単語を使って1日のできごとを短い文章で表し、それを何度も声に出して読む、というような工夫をしました。これを1年間続けたところ、大学の定期試験は前・後期とも100点満点中90点台でした。そこで、英語の必単位取得後も独自に勉強を続け、大学3年時にはTOEICで 700点を取りました。入社後も引き続き英語学習を続け、英語を使う仕事を担当させていただけることになった場合は、その力を生かしたいと思います」
この項目では、留学生はアルバイトの経験をよく書きます。選考担当者が知りたいのは、あなたがアルバイト経験から何を学び何を身につけたのかです。単なるアルバイトの内容紹介で終わらないように気をつけましょう。
早ければ早いほどよいですが、目安としては最終学年になる前の2月末までに書いてください。3月以降、会社説明会が本格化するためです。
大事な文書は書き始めるまでに時間がかかりますね。なかなか書き出せない人はWA.SA.Bi.サイトの履歴書作成支援ツールを使ってみるのもいいですよ。
※WA.SA.Bi.の公式サイトで会員登録をしたら、「MyPage」から履歴書作成ツールを利用することができます。
就活用の写真には、男女ともスーツ姿で真面目な表情の写真を用意しましょう。かすかに微笑んでいるのは構いませんが、歯を見せて笑っている写真は就活用には適していません。また、茶色などに染めた髪の写真より、実際の就活面接の際と同じように黒っぽい髪で撮影した写真を使う方が無難です。
しっかり準備をして自分なりに一生懸命記入したら、今度は、サポートしてくれる日本人に内容をチェックしてもらいましょう。そして、その人のアドバイスに従って内容を書き直したり、その人に日本語を修正してもらったりしましょう。
それでは、だれにチェックしてもらえばよいでしょうか?
大学や専門学校の就職支援担当者
キャリアセンターなど学校の就職支援担当セクションには必ず相談しましょう。それをした上で、大学の指導教官などにも助言を求めるとよいでしょう。
WA.SA.Bi.
留学生支援団体WA.SA.Bi.は留学生の履歴書作成を無料でサポートしています。母国語で相談できます。WA.SA.Bi.の事務所は大阪市内ですが、オンラインで全国の留学生の就活相談に応じています。
相談はまず WA.SA.Bi. のLINEアカウントで受け付けます。
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