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アメ横商店街

アメ横商店街-コロナ以前
2021年12月17日

東京・上野の「アメ横商店街」には約400店がひしめき、衣料品やコスメ、雑貨、食品などあらゆる商品が格安で売られています。各国の食材や料理もたくさんあり、外国人客も多いにぎやかな多国籍マーケット。買い物も観光も楽しめる「アメ横」の魅力を紹介します。
(※上の写真はコロナ禍以前のアメ横のにぎわいです)

「アメ横」の名前の由来

上野駅や御徒町(おかちまち)駅から歩いてすぐの「アメ横商店街」。入口には「アメヤ横丁」や「アメ横」の看板が掲げられています。名前の由来には2つの説があります。

(1)第二次世界大戦直後、砂糖が手に入りにくかった時代に、サツマイモで作った「芋飴(いもあめ)」を売る店がこのエリアに並んだため、「飴屋横丁(あめや・よこちょう)」と呼ばれるようになったという説。「横丁」とは大通りから横に入った小さな通りのことで、最初は小さかった「アメヤ横丁」の周りに商店街が広がっていったのかも知れませんね。
(2)アメリカ軍が放出した物資を販売する店が多かったため「アメリカ横丁」と呼ばれたという説。

どちらの説が正しいか分かりませんが、現在、多くの人が意味を気にせず「アメ横」と呼んでおり、日本人にも外国人にも人気の観光スポットになっています。

あらゆる種類の食品店

「アメ横」にはさまざまな商店があり、中でも食品や食材の店が多いのが特徴の一つです。

大きな菓子店「二木の菓子」

「二木の菓子」は1947年に開業した大きなお菓子屋さんです。せんべいやあられなど日本の伝統的な菓子のほかチョコレートなどさまざまな菓子が山のように並んでいます。値段も安く、お菓子好きの人にとっては「天国」と言っても過言ではありません。

広い店内。ラーメンなど菓子以外の食品もたくさんあります。

さまざまな食材店

アメ横には、干物、果物、調味料、海産物などあらゆる食材が安く売られています。

青果店

各種ナッツ類などを売る店

魚の干物

鮮魚店

多国籍料理を路上で楽しむ

アメ横には、路上にテーブルを並べている飲食店がたくさんあり、ベトナムの町を思い出します。さまざまな国の料理があり、「アジア多国籍マーケット」の雰囲気があふれています。

タイ料理店

トルコのファーストフード店

中華料理店

コスメ・雑貨・衣服など何でも安い!

アメ横ではコスメも安い!

アメ横ではさまざまな商品が格安で販売されています。東京では珍しく値段交渉のできる店もあります。そして、日本のコスメはベトナム人にも大人気ですが、アメ横は、一流ブランドも含めて化粧品や香水などが格安で買えることでも有名です。

大手各社のドラッグストアもあります。

時計店

衣料品店

アジア食材・ベトナム食材も豊富

アジア食材の店

上の写真はアジア各国の食材を売る店です。ここでは、例えば次の写真のような商品が売られています。

鶏の内臓各種

続いて、ほかのお店も見てみましょう。アジア各国の食材が並び、ベトナムの食材や調味料も見つかりますよ。

皮付きバラブロック

スーパーでは買えない食材

ニワトリの足

アメ横センタービル

アメ横センタービル

「アメ横センタービル」(東京都台東区上野4-7-8)は地上4階建て・地下1階建てで、内部は東南アジアの市場のような雰囲気です。地下1階にはアジア各国の食材や調味料がたくさん売られています。

地下1階にはベトナム食材コーナーも

ナンプラーやチリソースも並んでいました。

アメ横へのアクセス

Google map

上野にはさまざまな鉄道の駅があり、アメ横へは各駅から徒歩数分です。上の地図でお分かりのように、JR上野駅とJR御徒町(おかちまち)駅の間の鉄道高架に沿ったエリアです。

・JR=「上野」「御徒町」
・東京メトロ=「上野」
・都営地下鉄=「上野御徒町」
・京成電鉄=「上野」

まとめ

アメ横では、コスメや雑貨、衣料品、食品などさまざまな商品がとても安い値段で売られています。ベトナムを含むアジア各国の食材も手に入ります。また、路上のテーブルで食べられるアジア各国の料理店も多く、歩いているだけでも楽しい町です。

そして、近くには「上野公園」という人気のスポットもあります。この公園は桜の花見やたくさんのハスの花(見頃は7月下旬~8月上旬)で有名なほか、パンダのいる上野動物園と隣接しています。東京の多国籍マーケット「アメ横」をあなたもぜひ楽しんでみてください。