留学・就活
魅力的な「志望動機」を書こう!
2022年度の就職活動(就活)がそろそろ始まります。就活でまず準備するのは履歴書やエントリーシートですが、その中でも特に大事な「志望動機」の書き方について説明します。例文の紹介と解説もします。
「どこでもよいから入社したい」はNG
卒業が近づいてくると、在留期間が切れそうになることもあって、「どこでもよいから入社したい」と考える留学生もいます。しかし、「どこでもよいから入社したい」と考える人は「どこにも入れない」のが現実です。
①「入りたい会社に入る」。そのためには、「なぜそこに入りたいのか」をまず自分の頭の中で明確にします。
②次に、あなたがその会社にどのように貢献できるのか(=会社があなたを採用することによるメリット)を考えてください。
①と②の内容を文章にして「志望動機」欄に書くことになります。➀と②について考えるには、ネットやインターンシップ、先輩訪問などでその会社の情報を調べなければなりません。
【会社情報のチェックポイント】
- 事業内容、仕事の内容
- 業績
- 企業理念、社風
- 事業エリア
- 転勤システム
- 休暇制度
- キャリアモデル
魅力的な「志望動機」とは
気になる会社の情報を徹底的に調べたら、次は、自分の希望(仕事のやりがい、収入、ライフスタイルなど)がその会社でかなえられるのかどうかチェックします。
その会社で自分の希望がどのようにかなえられるかがわかったら、それらをすべて(文章でなくてもよいので)紙に書き出します。すると、それが「志望動機」のたたき台になります。
これをもとに文章を作りますが、その際に次のようなポイントを盛り込みましょう。
・なぜ、まざまな企業の中からその会社を選んだのか(どこに魅力を感じているのか)
・その会社でどのような仕事をしたいか
・その仕事に自分がどのように貢献できるか(=長所や経験と結びつけて書く)
それでは、例文を見ながら一緒に考えていきましょう。例文は、編集部が少しだけ手直しをしています。
「志望動機」の例文➀
応募職種:総合職(営業)
・ベトナム人
・大学生
・日本語能力試験(JLPT)・N1
私には「人と関わりながら仕事をやっていく」という軸があり、さらに、日本とベトナムに関連する仕事をしたいという希望があります。貴社の会社説明動画とHPを拝見し、70カ国にまたがるグローバルな事業展開に魅力を感じました。そして、その事業に関連する外国人材のサポートや管理に関わりたいと思い、応募させて頂きました。
私は日本語学校で通訳者として約一年間勤務し、通訳の仕事に加え、入管に提出する書類の作成や生徒の生活指導なども担当しました。貴社での仕事でその経験を生かし、さらに磨きをかけ、新たに来日する外国人材やすでに日本に住んでいる外国人材に対し様々なサポートを提供したいと考えております。それによって、貴社で働く外国人材のパフォーマンスを高め、事業発展に貢献できればと思います。
【編集部コメント】
・良い点:自分の希望を書くだけではなく、自分がこの会社にどのように貢献できるかをアピールしています(=黄色い部分)。どう貢献できるかについては、もう少し長く書いてもいいです。
・足りない点:日本語学校での仕事でどのような努力・工夫をし、生徒をどのように助けたのか、具体的なエピソードがあると、仕事ぶりや人柄がもっと伝わります。
「志望動機」の例文②
応募職種:翻訳・通訳
・ベトナム人
・日本語学校生(母国の大学卒)
・JLPT N2
私は職場でコミュニケーションをしっかりとり、人間関係がうまくいくように気をつけています。大学生の時もいろいろな人にインタビューして貴重な情報を得ることができ、記事が何度も新聞に掲載されたことがあります。現在、外国人技能実習生向けの研修センターで生活指導員として働いています。日本語や生活のルール、職場でのマナーを教えるのはもちろん、実習生たちと会話の機会をたくさん持つように心がけています。それによって彼らの不安や困りごとを把握し、いち早く解決してきました。
私のもう一つの強みは、協調性があり責任感が強いことです。実習生のサポートや指導をするに当たり、上司から指示されたことだけではなく、入国後講習のカリキュラム作りに工夫を重ねています。実習生たちが1カ月の講習後に職場などで最低限の日本語を話せるよう、また、日本の生活に早く慣れるよう、講習の内容を考え、常に更新しています。その際、同僚の意見にもしっかり耳を傾けています。実習生支援という目的をしっかり果たせるように、責任感と協調性を持って取り組んでいます。
こうした経験を生かし、自分がより大きく成長するために、貴社の仕事に挑戦し、新たな知識を習得し経験も積みたいと思います。
【編集部コメント】
・良い点:今の仕事への取り組み方を具体的に書くことで「協調性」や「責任感」という長所が十分に説明できています(=黄色い部分)。
・足りない点:新しい会社のどこに魅力を感じたのか、その会社でどのように活躍したいのかが書かれていません。
・足りない点:新聞に記事が何度も載ったと書いていますが、どのような立場や状況でどのような取材をしたのか、どのような新聞に載ったのかがわかりません。説明力が足りないという印象を受けます。
まとめ
履歴書の「長所・短所」などはどの会社へも同じ内容で提出できますが、「志望動機」の内容は提出先によって変わります。自分で努力して書いた後は、先輩や学校の先生にも見てもらい、アドバイスを受けましょう。
留学生支援チーム・WA.SA.Bi.も留学生の履歴書作成を無料でサポートしています。オンラインで全国の留学生の就活相談に母国語で応じています。
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★基本情報=留学生の就活スケジュール
留学生の就活スケジュール 1.就職活動の全体スケジュール 2.自己分析(己を知る) 3.仕事と企業の研究(相手を知る) 4.インターンシップ 5.履歴書とエントリーシート 6.エントリーシートの書き方 7.エントリー・試験・面接・内定 留学生の就活スケジュール 「エントリー」「合同説明会」「会社説明会」「エントリーシート」「履歴書」「筆記試験」「面接」「内々定」。留学生の就職活動の進め方の全体像と、エントリーシートや面接の成否を分ける「自己PR」や「志望動機」を書くための準備について解説します。活動が遅れがちな留学生が多いので、全体の流れを理解し、早めの準備を心がけましょう。 1.就職活動の全体スケジュール 大学3年からスタート 大学3年・M1 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 インターンシップ説明会 夏のインターンシップ 秋のインターンシップ 合同説明会が多い(3月には大きな会社の単独説明会もある) 自己分析(価値観・興味・長所) 仕事(業界・職種・企業)の研究=検索、先輩訪問、企業訪問、インターンシップ 2022年卒業予定者の就活スケジュール 大学生の場合、日本での就職活動(就活)は3年生の最初から始まると考えてください。就職活動で一番大事なのは、自分にとってやりがいのある仕事を探すことです。自分の経験や知識、価値観をどのような分野で生かせばよいか、そのためにはどの企業のどの職種を目指すのがよいか、それを考え、研究する時期が大学3年生です。 また、3年のうちからインターンシップに積極的に参加しましょう。インターンについては、後で詳しく説明しますが、さまざまな職場や仕事を経験することで仕事選びのノウハウも高まり、自分の長所や課題に関する分析も深まります。そして、学年末に近付くと、いよいよ合同説明会などの会社説明会が始まります。就活の本格スタートです。 大学4年:エントリーシート提出→試験→面接 大学4年・M2 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 筆記試験・面接 内々定 内 定 式 ビ ザ 変 更 春のインターンシップ 4年生になっても会社説明会は続きます。多くの場合、4~6月に面接がありますが、それより遅い時期でもインターンシップや面接はあります。なかなか内々定が出なくてもあきらめないでください。 就職活動にかかる時間 就職活動には時間がかかります。 ・自己分析、会社探し……なるべく時間をかけて自己分析や会社探しをすることをお勧めしますが、短い期間でやろうとする場合でも会社探しには2、3カ月かかります。 ・正式な採用内定をもらうと在留資格変更の手続きに入りますが、変更手続きには通常3カ月ぐらいかかるので、大学4年の12月ごろに申請を行います。 2.自己分析(己を知る) 就活では、自分にとってやりがいのある仕事、自分の能力や適性を発揮できる職場を探しましょう。日本では、あまりに短い期間で転職をくり返すと、再就職先の選択肢が減っていきます。採用する側が「この人を採用しても長続きするのだろうか」と不安になるからです。長く働き続けるためにも、仕事を通じてやりがいを感じ充実した人生を過ごすためにも、自分に合った仕事や職場を見つけることが大切です。 そのための第一歩が自己分析です。自己分析ができていないと自分に合った仕事も分かりません。自分の経験(学校生活、社会活動、アルバイトなど)を振り返りながら、下記のようなポイントをくり返し分析してください。 ・自分の価値観 ・自分の興味 ・自分の能力(何が得意か、何ができるか) 3.仕事と企業の研究(相手を知る) 自分の価値観、興味、能力が見えてきたら、それに合う仕事や職場を探しましょう。それには、仕事や会社の内容を知らなければなりません。どのようにすれば、仕事や会社の内容を調べられるのでしょうか。 「なぜ当社で働きたいのですか?」 採用面接でよく聞かれる質問に次のようなものがあります。 ✔︎「なぜ当社を志望するのですか?」 ✔︎「なぜこの仕事をしたいのですか?」 ✔︎「あなたはどうやって当社に貢献できますか?」 自己分析や会社分析ができていないと、これらの質問に的確に答えられません。逆に、十分な自己分析と会社分析を経て応募した会社なら、その会社があなたに合っている確率が高く、こうした質問にも的確に答えることができます。 会社と仕事の研究 やりたい仕事、行きたい会社を探すには、次のような角度から情報を収集し分析していきましょう。 業界研究 興味のある業界を広く調べましょう。その業界はだれに何を提供しているのか、その業界で自分のできる仕事は何かなどを調べます。その際、学生は消費者に商品やサービスを提供しているB to C(Business to Consumer)の業界だけに目を向けがちですが、企業向けに商品やサービスを提供しているB to B(Business to Business)の業界についても調べましょう。 企業研究、職種研究 エントリーシートや面接で「この業界の中でなぜ当社を志望するのですか?」と問われたときに説得力のある答えを用意できるよう、会社の事業内容や強み、社風、他社との違いなどをしっかり調べましょう。当然、その会社にどういう職種があるのかも知らなければなりません。そのためには、例えば次のような方法があります。 ✔︎ インターネットで情報を集める ✔︎ 先輩に聞く(できれば、先輩に会って聞く) ✔︎ 会社説明会に参加する ✔︎ インターンシップでその会社か同業他社で働く 大学での専攻と就職の職種 学校での専攻と就職先の職種 留学生の場合、学校で専攻した内容と就職での職種が合致しないと、技術・人文知識・国際の在留資格を取得できないことがあります。在留資格の関係で自分にできる仕事とできない仕事があることに留意してください。 留学の専攻と就職時の職種 特定技能 また、中には日本で働くのは数年と決めている留学生もいることでしょう。その場合、「特定技能」という在留資格を目指す留学生も増えてきています。日本語能力試験(JLPT)・N4以上と働きたい産業分野の技能測定試験に合格し、企業と雇用契約を結べば、特定技能の在留資格を取得する条件がそろいます。 特定技能について何でも分かる 留学生の就活スケジュール 4.インターンシップ 自己分析が進み、仕事の研究にも役立つ 大手人材会社「マイナビ」の調査によると、2020年卒業の大学生の約80%がインターンシップに参加しました。1人がインターンシップをする会社の数は平均3・6社です。インターンシップは大学や専門学校のキャリア支援室(キャリアセンター、就職支援室)で紹介してもらえます。 自己分析を進める上でも仕事の研究を深める上でもインターンシップは重要です。>アルバイトとは違う種類の仕事も体験できます。実際にその仕事をしてみることで、その仕事が自分に向いているかどうか、自分にはどのような長所や課題があるのか、どんな仕事が自分に向いているのか、会社を選ぶ際には何に着目したらよいかなど、さまざまなことが見えてきます。 ✔︎ 仕事内容を具体的に理解できる ✔︎ 自分の長所や課題が分かる ✔︎ 仕事に必要な知識・能力・スキルがわかる ✔︎ エントリーシートや面接でPRするための経験にもなる ✔︎ さまざまな助言をもらえる ✔︎ 会社を見る目が養われる 採用型のインターンと体験型のインターン 人材不足(採用難)に伴い、インターンシップを実施する企業は増えています。面接だけでは人物を的確に評価しきれないケースも多いので、ミスマッチを防ぐため、企業がインターンシップを実施して有望な学生を採用するのです(採用型インターン)。一方、採用枠のない企業が学生に体験の場を提供するためにインターンシップを実施している場合もあります(体験型インターン)。 2カ月のインターンを経て内定を得た先輩留学生の体験談 日本のインターンシップの特徴 ・短いインターンも多い。1日だけのインターンもある。 ・学生がお金を払うことはない。逆にお金をもらうことはあり、その場合は、アルバイトと同じで1週間28時間以内。 5.履歴書とエントリーシート 履歴書とエントリーシートの違い 履歴書は自分のデータや経歴を示す書類で、履歴書に記載した氏名、生年月日、学歴などが従業員データとして使われます。また、履歴書は公的書類のため、虚偽を記載した場合は、採用取り消しや解雇の原因にもなり得ます。 エントリーシートは採用選考の重要資料です。多くの場合、志望動機や自己PR、学生時代にがんばったことなど、選考するために知りたい項目を企業が設定します。 エントリーシートと履歴書の内容重複はOK 選考前にエントリーシートと履歴書の両方を提出させる企業もあります。エントリーシートと履歴書は使う目的が違うので、内容にある程度の重複があっても構いません。 エントリーシートにと履歴書の両方に「自己PR」や「志望動機」の欄がある場合はどうしたらいいでしょうか?選考ではエントリーシートを中心に使うので、エントリーシートに詳しく書き、履歴書には、エントリーシートに書いた内容を要約して書いてもいいでしょう。 中には、履歴書だけでエントリーシートの提出を求めない企業もあります。その場合は、履歴書に自己PRや志望動機を詳しく書き込んでください。 手書きの履歴書 手書きの履歴書提出を求められた場合は、履歴書を通して記入の正確性や仕事のていねいさなどを見られます。誤字・脱字に注意し、間違えた場合は、なるべく最初から書き直すようにしましょう。 6.エントリーシートの書き方 自己PRと志望動機 エントリーシートでも面接でも最も重視されるのが「自己PR」と「志望動機」です。 ①自己PR 自己PR欄には、自分の長所や経験、売り込みたいポイントを少なくとも2、3点盛り込んでください。自分の長所や目標について書く際は、受験勉強や部活動、社会活動、アルバイト、インターンシップなど自分の体験やエピソードと結びつけて説明してください。そして、体験・経験やエピソードは具体的に分かりやすく書いてください。 ②志望動機 志望動機欄には、その会社の事業内容と自分の長所・経験とを結びつけ、自分がその会社のどの事業にどのように貢献できるか、どのような仕事をしたいかなどを具体的に書ければ、選考担当者の目にとまりやすくなります。面接の際にも、「志望動機」や「自己PR」の欄に書いたことをベースにして自分をPRするとよいでしょう。 志望企業の事業内容や強み、特色、社風を調べるためには、ウェブサイトの企業情報やその会社のホームページなどをまず調べましょう。また、ネットだけではなく、インターンシップに参加したり先輩を訪ねたりしてリアルな情報も収集するようにしてください。そのような努力はエントリーシートや面接に必ず生きてきます。 ③その他の注意点 ・他人のエントリーシートの丸写しに近い記述では、面接で質問された際に自分の長所や経験を相手にうまく伝えられません。自分の言葉で書きましょう。 ・経験・体験はできるだけ具体的に書きましょう。 最大のPRは自分の人柄と経験 自分の経験やそこから得たことを文章に具体的に盛り込もう 就活では自己表現の仕方などノウハウだけにとらわれがちですが、最も重要なのはあなたの経験や蓄積、人柄です。勉強やアルバイト、社会活動など、あなたがまじめに取り組み真剣に努力した経験があれば、それを大事に考え、自信を持って売り込んでください。逆に、これから留学する人やまだ留学歴の浅い人は、就活にも役立つように、学習や経験、交流などを積み重ねてください。 7.エントリー・試験・面接・内定 エントリーシート 興味のある企業が見つかったら、人材会社のサイトなどを通じて「エントリー」という手続きをします。1人が平均20~30社にエントリーしています。エントリーしたからといって、会社説明会への参加やエントリーシートの提出を義務付けられるわけではないので、多めにエントリーするとよいでしょう。人材会社のサイトから企業にエントリーした後、その企業からエントリーシートの提出を求められることもあります。その会社に就職したい場合は、応じましょう。 3月までは主に会社説明会だけで、選考はその後です。このため、エントリーシートの提出は4月以降が大半です。 筆記試験 エントリーシートでの書類選考を通過すると、筆記試験を受けます。試験は、語彙力や読解力を問う「言語」、計算力などを測る「非言語」、「性格・適性」の3カテゴリーに分けられます。「英語」「時事」「作文」などを課す企業もあります。 面接 書類選考と筆記試験を通過すると、いよいよ面接です。面接には下記のような形式があります。 ・個人面接…学生は1人。15~20分。 ・集団面接…2、3人同時に面接を受ける。一次面接に多い。 ・グループディスカッション…与えられたテーマについて数人で議論する。 「あなたはいつまで日本で働きますか?」 留学生の場合、志望動機や自己PR以外に面接前に準備することがあります。それは「あなたはいつまで日本で働きますか?」という質問への答えです。KOKORO編集部が取材した留学生の中には永住OKという人もいますが、「いつか母国に帰る」と考えている人の方が多数でした。 このことはエントリーシートに書く必要はありません。しかし、外国人留学生の場合、面接で高い確率で聞かれる質問です。いつごろ母国に帰るつもりかについて自分の計画を正直に伝えるべきか否か、悩むところですし、返答に対する会社の反応もさまざまです。しかし、どう答えるか考えておかないと、面接で急に聞かれても適切に答えられません。準備が必要です。 内定 採用内定が出れば、特別な事情がない限り、卒業後にその会社に就職できます。正式な内定の前に出される「内々定」も内定とほとんど同じ意味で用いられます。約8割の学生が大学4年の7月末までに1社以上から内々定をもらうという調査結果もあります。特に中堅・中小企業の採用は大企業よりも先に進むことが多いので、情報入手と早め早めの行動を心がけてください。
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9月卒業生の就活スケジュール
皆さん、こんにちは! 先週月曜日に日本の就職活動(就活)のスケジュールについて紹介しました。皆さんは読まれましたか? 前回は春入学の留学生向けの情報でしたが、留学生の中には秋(10月)に入学して9月に卒業する人もいます。半年ずれることで、4月入学生と就活スケジュールはどのように違ってくるのでしょうか?今回の記事で説明します。 最終学年になる前に動き始めよう まず、上記の表で9月卒業生向けのスケジュールを見てみましょう。 春入学の留学生は、最終学年の直前に就活が本格的に始まってから卒業まで1年間ありますが、秋入学の留学生は半年しかありません。2021年度の就活は2021年3月から本格化していますが、新卒採用の対象者は2022年3月の卒業生と2021年9月の卒業生です。 それでは、9月卒業生の就活の基本知識についてQ&Aで概観しましょう。 Q1: なぜ2022年9月の卒業生は対象ではないのですか? 【回答】日本の会社の事業年度は通常、4月から翌年3月までの1年間です。企業の新卒採用も次の事業年度が始まる2022年4月に入社する社員をそれまでの1年間で選考します。2022年9月に卒業する学生は2022年4月の時点で大学等を卒業していませんので、選考・採用の対象になりません。 Q2: それでは、2022年9月に卒業する留学生は2021年10月に最終学年になってから就活を始めればよいですか? 【回答】いいえ、最終学年(大学生の場合は4年生)になる前からインターンシップなどに参加しましょう。参加することで採用につながる場合もありますし、そうでなくても、自己分析が深まり、その後の履歴書・エントリーシートの作成や面接で役に立ちます。 Q3: 基本的に就職活動には1年以上かかりますが、半年間でも就活はできますか? 【回答】はい、半年間でも間に合います。しかし、そのパターンは9月卒業生のみです!3月に卒業する人が最終学年の秋から就活を始めて半年間で就職するのは難しいと考えてください。また、9月卒業生もなるべく早く就活を始めてください。自分たちの半年後に卒業する3月卒業生より時間が少ないので、彼らより早く動き始めなければなりません。 時間の使い方が大切! 9月卒業生は3月卒業生と比べて就活期間が短くなりがちなので、3月卒業生より濃い密度で時間を使わなければなりません。1カ月間に1、2社ではなく、5、6社以上に応募しましょう!9月卒業生のための就活スケジュールの注意点を下記にまとめました。 ①履歴書などを早めに完成させる 面接を受ける前の書類選考で履歴書やエントリーシートが必要です。今年9月に卒業する留学生で履歴書やエントリーシートが完成していない人は大急ぎで作成しましょう! ②大手・中小にこだわらず、まず、同じ業界で応募する 大手企業では給料が高いことが多いです。しかし、就職でもっと大切なことは仕事の内容や職場環境です。その仕事によって、自分がどのように成長ができるか、自分がどのようにやりがいを感じるかを考えましょう。 ③色々な方法で求人を見ける 大手人材会社の就活支援ページなどさまざまなツールで求人を探したり、会社説明会に申し込んだり、採用に応募したりできます。先週のブログに詳しくまとめていますので、ご一読ください。 早めに動こう! 留学生の就活スケジュール 学校のキャリア支援室など 留学生向けの求人を探すには、まず、学校の「キャリアセンター」や「キャリア支援室」などを利用しましょう。留学生を採用したい企業は大学・短大・専門学校に求人を送ってくることがあります。 ハローワーク 皆さんはこの名前を聞いたことがありますか? ハローワークは国が運営する職業紹介機関です。「マイナビ」など民間の求人紹介サイトが有名ですが、ハローワークだけで就活をした先輩もいます。 ハローワークHP ハローワークを活用して就職した先輩留学生 WA.SA.Bi. WA.SA.Bi.が無料で行っている模擬面接 大阪に拠点を置くWA.SA.Bi.は公式サイトで求人を紹介(ベトナム語で読めます)しているほか、WA.SA.Biの事務所で就活始動を受けることができます。新型コロナの状況によってはオンラインで相談に乗る場合もあります。 WA.SA.Bi. 困難を乗り越えたら未来が来る! 就活に成功した先輩留学生(中央) 最後に9月卒業生の入社スケジュールについて説明します。 10月入社 春採用だけでなく秋採用(秋入社)を行っている会社も増えています。その場合は、卒業後すぐに入社するので、働くための在留資格に変更する手続きを卒業前に始めます。少し休憩したいと考える学生もいるかも知れませんが、正社員として仕事を始めると、アルバイトよりも高い給料をもらえますよ! 4月入社 卒業後、入社まで半年間待たなければなりません。その場合、在留資格はいったん「特定活動」に変更し、入社が近付いたら、働くための在留資格に変更します。この半年間で一時帰国することもできますが、在留資格を変更する際には日本にいなければならないので、早めに日本へ戻りましょう!
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履歴書を書く前に知っておこう!
皆さん、こんにちは! 就職活動(就活)において履歴書はとても重要です。履歴書などによる書類選考に合格しなければ、面接に呼んでもらえません。面接に呼んでもらうにためにはどのような履歴書を書けばよいのか、履歴書を書く前に知っておくべき大事なポイントを紹介します! 履歴書とエントリーシート 日本の就活では「履歴書」以外に「エントリーシート」を提出させる企業があります(特に大手企業)。エントリーシートには企業が設定したさまざまな記入項目がありますが、中心は「自己PR」と「志望動機」です。この2項目が履歴書にもエントリーシートにもある場合は、履歴書の自己PR欄や志望動機欄には要点を書き、エントリーシートに詳しい内容を書きましょう。 「自己PR」などの書き方 就活の履歴書で「自己PR」は重要項目です。この欄には自分の長所や売り込みたいポイントなどを2点以上盛り込み、なるべく具体的に書いてください。その際、勉強や部活動、社会活動(ボランティアなど)、アルバイト、インターンシップなど自分の体験やエピソードと結びつけて書くと、内容が具体的になります。それによって選考担当者の印象に残りやすくなりますし、実際の面接でも相手の質問のきっかけになります。 「自己PR」と「自己紹介」の違い 自己PR欄では自分が誇りにできることをアピールします。単なる「自己紹介」になってしまわないように気をつけましょう。また、指定された履歴書フォーマットに自己PR欄がない場合でも、面接では必ずと言っていいほど自己PRを求められます。そこで、「趣味」「長所・短所」「学校で学んだ事」といった欄に記入する際も、自己PRにつながる書き方を意識しましょう。履歴書によって選考担当者にどのような印象を残せるかが、面接に進めるかどうかのカギになります。 長所・短所 長所・短所を書く際も、なるべく体験やエピソードと結びつけて具体的に書くように心がけましょう。自分の長所・短所がよくわからない人は次のような視点で自分を分析するのも一つの方法です。 短所と長所は見方によって変わります。例えば、おしゃべりな人は、悪く言うと「うるさい人」「口が軽い人」ですが、よく言うと「積極的な人」「外交的な人」です。このように、自分の短所を長所に置き換えてPRするのも一つの手法です。 ただ、その長所が職場でどのように生きるのか、仕事と結びつけて書く工夫をしないと、選考のプラスになりにくい場合があります。その長所が仕事での貢献に直接結びつかない場合は、長所を生かしてだれかをサポートした経験や長所を伸ばすために行った努力などを書くとよいでしょう。そうすれば、努力する姿勢などあなたの人間性をアピールできます。また、短所を書く際には、その短所を改善するためにどのように努力したかを書くと、これも自分をPRする材料になります。 「志望動機」の書き方 履歴書の「志望動機」は非常に重要です。面接でも必ず質問されます。その会社で働きたい理由を書く欄ですが、その理由を適切に書くためには、その会社が「現在何をしているのか」「これから何をしようとしているのか」「どのような人を必要としているのか」を理解していることが必要となります。 そのためには、インターネットでその会社の情報を集めてよく読みましょう。「事業概要」や「事業の内容」「企業理念」「企業ビジョン」「経営計画」などの項目をよく読んでください。また、機会があればインターンシップや会社説明会に参加し、できればその会社で働いている先輩も訪問しましょう。 このようにして会社の事業内容や理念、強み、雰囲気、仕事内容などを具体的に把握したうえで、その会社でどのような仕事をしたいか、その仕事に対して自分はどのように貢献できるのかを書き込むと、すぐれた履歴書になります。その際、自分の経験やエピソードと結びつけて具体的に書くことが大切です。 それ以外の欄の書き方 大学・専門学校での専攻など 授業名だけではなく具体的に何を学んだかを書いてください。ここは専門知識を見る項目なので、特に理系の場合は具体的な専攻内容も詳しく書きましょう。また、文系・理系にかかわらず、学習面でどのように努力したかなどを書くのもよいでしょう。例えば次のような書き方もあります。 【記入例】 「私は大学で英語の授業を受けました。それまでは、外国語学習は日本語が中心で、英語にあまり時間をかけていなかったので、大学での英語学習は最初は大変でした。しかし、将来の可能性を広げたいと思い、英語にも積極的に取り組むことにしました。授業の予習・復習はもちろん、その日覚えた単語を使って1日のできごとを短い文章で表し、それを何度も声に出して読む、というような工夫をしました。これを1年間続けたところ、大学の定期試験は前・後期とも100点満点中90点台でした。そこで、英語の必単位取得後も独自に勉強を続け、大学3年時にはTOEICで 700点を取りました。入社後も引き続き英語学習を続け、英語を使う仕事を担当させていただけることになった場合は、その力を生かしたいと思います」 学校以外で経験したこと この項目では、留学生はアルバイトの経験をよく書きます。選考担当者が知りたいのは、あなたがアルバイト経験から何を学び何を身につけたのかです。単なるアルバイトの内容紹介で終わらないように気をつけましょう。 履歴書作成の注意点 履歴書はいつごろ書けばよいでしょうか? 早ければ早いほどよいですが、目安としては最終学年になる前の2月末までに書いてください。3月以降、会社説明会が本格化するためです。 大事な文書は書き始めるまでに時間がかかりますね。なかなか書き出せない人はWA.SA.Bi.サイトの履歴書作成支援ツールを使ってみるのもいいですよ。 ※WA.SA.Bi.の公式サイトで会員登録をしたら、「MyPage」から履歴書作成ツールを利用することができます。 写真は第一印象として大切! 就活用の写真には、男女ともスーツ姿で真面目な表情の写真を用意しましょう。かすかに微笑んでいるのは構いませんが、歯を見せて笑っている写真は就活用には適していません。また、茶色などに染めた髪の写真より、実際の就活面接の際と同じように黒っぽい髪で撮影した写真を使う方が無難です。 必ず日本人にチェックしてもらおう! しっかり準備をして自分なりに一生懸命記入したら、今度は、サポートしてくれる日本人に内容をチェックしてもらいましょう。そして、その人のアドバイスに従って内容を書き直したり、その人に日本語を修正してもらったりしましょう。 それでは、だれにチェックしてもらえばよいでしょうか? 大学や専門学校の就職支援担当者 キャリアセンターなど学校の就職支援担当セクションには必ず相談しましょう。それをした上で、大学の指導教官などにも助言を求めるとよいでしょう。 WA.SA.Bi. 留学生支援団体WA.SA.Bi.は留学生の履歴書作成を無料でサポートしています。母国語で相談できます。WA.SA.Bi.の事務所は大阪市内ですが、オンラインで全国の留学生の就活相談に応じています。 相談はまず WA.SA.Bi. のLINEアカウントで受け付けます。
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「長所・短所」を効果的に書こう!
皆さん、こんにちは! 日本で就職活動をする中では不安なことがたくさんあると思います。 「履歴書には何を書いたらよいのだろう・・・」「面接で何を聞かれるだろう・・・」 と悩むこともあると思いますが、履歴書に書く内容や面接で聞かれる質問には一定のルールがあります。このルールを事前に知って対策をすることで、企業から「あなたを採用したい!」と思ってもらえるようにしていきましょう。 ブログ「履歴書を書く前に知っておこう!」では、「長所・短所」の書き方の概要を説明しました。今回と次回は、先輩留学生が書いた実例も紹介しながらもっと具体的に説明します。 自分のことは自分が一番知っている?? あなたの「長所・短所」を判断するのはだれか ・長所とは「あなたの良いところ」 (“あなた自身が”良いと思っているところ) ・短所とは「あなたの良くないところ」 (“あなた自身が”良くないと思っているところ) 『自分のことは自分が一番よく知っている』――皆さんはそう信じていると思いますが、必ずしもそうとは限りません。自分でも気付いていない自分の良さや、反対に、自分でも気付いていない自分の良くないところがあります。就活では、自分の長所・短所を相手にどう判断してもらえるかが大事です。 就職活動であなたの「長所・短所」を判断するのは「企業の採用担当者」です。そこで、まずは、自分の長所・短所を履歴書や面接で適切に伝えることができなければ、採用担当者に適切に判断をしてもらうことはできません。 履歴書の注意点(全般) 採用担当者にあなたの長所・短所を説明する際、履歴書では文章で伝え、面接では口頭で伝えますが、母国語と違って日本語で上手に表現することは難しい場合もあります。また、言葉の問題以上に大事なポイントがあります。それは具体性や story です。 留学生が書く履歴書では、「私は真面目です」「私は努力家です」「私は思いやりがあります」などと抽象的にしか表現されていないことが多く、あなたの本当の良さが具体的に伝わらないことがよくあります。 また、「クラスで一番になった」「難しい試験に合格した」などの事実しか書かれておらず、そこに至るプロセスやそれによって学んだことなどの story(物語)が書かれていなければ、「私ってすごいでしょ」という自慢にとどまってしまう恐れがあります。 *Story(物語)については、「履歴書の文例と解説:パート1」を参照してください。 「あなたの良さ」とは? それでは、履歴書や面接で「あなたの長所(良さ)」をどのように伝えたらよいでしょうか。 ここでのポイントは『あなたを採用しようとしている企業の目線で考える』ということです。 企業はどのような人を採用したいのか。それは、「入社して活躍してくれる人」です。つまり、「長所」を書く際には、「入社してから、その長所を生かして仕事で活躍することができる」と思ってもらえるような材料を盛り込み、story(物語)を作らなければなりません。 そのためにも、「自分の長所を志望企業でどのように活かすことができるか」という視点で自己分析を行っていく必要があります。「あなたも気付いていないあなたの長所」についても、企業に入社してその長所をどのように活かすことができるかということを想像しながら見つけていくといいですね。 短所は長所よりも大切 「私は真面目すぎます」「私は同時にいくつものことができません」「私は人とコミュニケーションをとるのが苦手です」 だれにでも「良くないところ(短所)」はあります。しかし、履歴書にそのまま「短所」だけを書いてはいけません。 企業が知りたいのは、あなたがその「短所」をどのように克服してきたか(克服しようとしてきたか)という努力の姿勢やプロセスです。 「短所の克服」は、あなたが就職して社会人となったときにも直面する課題です。就職してすぐにすべてを完璧にこなせる人はいないということは企業も分かっています。 つまり、社会人になってから「あなたができないこと」はたくさん出てきます。その「できないこと」が出てきたときにそれを克服していく姿勢や力があるかどうか、ということを企業は知りたいのです。 この「短所を克服する姿勢や力」があるかどうかは、「学生時代やこれまでの人生であなたが直面した課題に対し、あなたがたどのように対処してきたか」を履歴書に書き、面接でも説明することで、採用担当者に判断してもらうことになります。 「短所」の欄に何を書くかは「長所」の欄に何を書くかよりも重要だと考えてもよいでしょう。「課題や短所を解決する姿勢や力」を持った人を企業は求めているのです。 短所を長所に変える魔法 短所を克服する力が大事なことはわかりましたね? それでは、次に大事なことは「短所を克服した story を履歴書で正しく伝えること」です。 これは、「短所を長所に変えていくプロセス」とも言えます。 例えば、「真面目すぎる」「同時にいくつもできない」ということは、「何事にも真剣に取り組むことができる」ということですね。そのように、意味が反対の言葉(対義語)も書き加えると、短所を「短所であり長所であるポイント」として表現することができます。 さらに、表現を変えるだけではなく、「同時にいくつもできない」という短所を克服するために時間管理を行ったり、何かの活動で仲間と役割を決めて一緒に取り組んだりした、というような具体的な努力のプロセスや結果などを story として表現すると、「あなたが課題や短所を克服する姿勢や力」が採用担当者に具体的に伝わります。 このような工夫をすることで、「短所」だと思っていたことが「長所」の側面を持つことになり、さらにその「短所」を克服した story を書くことで、結果的にはあなたの「長所(短所を克服する力)」を伝えることになります。まるで、魔法のような手法ですね。 長所と短所の見つけ方 さて、「長所・短所」の書き方についてのポイントが分かれば、あとは実行するだけです。 ただ、、、「どれだけ考えても自分の長所・短所が分からない・・・」「Storyで書くことが大切なのは分かったけど、どうやって書けばよいのか分からない・・・」という相談を本当にたくさん受けます。 そこで、2つのポイントをお伝えします。 Point ①:過去を振り返ってノートに書き出そう あなたの今の性格や知識、経験を作ったのはすべてあなたの「過去」です。 両親や兄弟姉妹、友人、恋人、学校の先生、サークルやアルバイトの上司・先輩・同僚などたくさんの人たちと出会い、良い思い出もそうでない思い出もできたはずです。 その一つ一つの経験が今のあなたをつくっています。そこで、まず、今までの自分の体験や経験、出会った人たちのことを、時間をかけて思い出してみてください。 「成功したこと」や「失敗したこと」、もしかすると「思い出したくないような大失敗」もあったかもしれません。 そのようなことを一つ一つ思い出し、子どものころから順番に書き出してみてください。細かく思い出せなくても、記憶の範囲で書き出していけば大丈夫です。 「もうこれ以上思いつかない・・・」というところまで書き出したら、それを何度か読み返しましょう。あなたが書き出したあなたの歴史の中からあなたの長所・短所が見えてくることでしょう。 Point②:周りの人に教えてもらおう 「もうこれ以上思いつかない・・・」ところまで書き出せた人。もう一つやることがあります。それは、あなたの身の回りの人たちにあなたの長所や短所を教えてもらうことです。 冒頭で伝えたように、就活であなたのことを最終的に評価するのはあなたではなく企業の採用担当者です。他人から見えるあなたの姿(長所・短所)を知り、自己分析に加えることで、履歴書に書く「長所・短所」の内容もより深まり、適切になります。 Point①で挙げたあなたの身の回りの人たちにあなたのことを聞いてください。1人ではなく何人かに聞く方がよいでしょう。そして、周りの人たちに教えてもらったあなたの「長所・短所」は、面接で採用担当者があなたと話して感じるであろうあなたの「長所・短所」と少なからず重なるものです。 他人から見たあなたの長所・短所が履歴書の記載に反映されていれば、採用担当者があなたを「適切な自己分析が出来る人」「正直で信頼のできる人」とみなす確率が高まります。そこに加えてあなたが短所を克服してきた story が書かれていれば、さらに評価がアップします。 今回は、「長所・短所」の把握の仕方や書き方について説明しました。次回は先輩の書いた実例も紹介しながら、さらに具体的に説明します。
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