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日本生活に役立つスマホ・アプリ(交通編)

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2021年02月24日

来日したばかりの外国人は、行きたい場所にどうやって行けばよいか、またどんな交通手段で行けばよいのか分かりません。日常生活で学校に行ったり買い物に行ったりすることすら困難です。有名な観光地に行きたくても、ベトナム食材店に行きたくても……。しかし、スマートフォンの無料アプリを使って経路や最適な交通手段が分かれば、簡単に行くことができます。今回は、在日ベトナム人の先輩たちがよく使う交通系アプリを紹介します。

〈紹介するアプリ〉

・グーグルマップ

・ヤフー乗換案内

・乗換案内

・Japan Transit Planner

1. グーグルマップ

アプリの基本操作

アプリを開くと現在地の地図が現れます(※スマホの一般設定で、グーグルマップが位置情報にアクセスすることをOKにしておく必要があります)。検索窓に目的地を入力して行き方を検索します。

現在地の周辺地図(※アプリの設定で航空写真か地図を選べます)

現在地の周辺地図(※アプリの設定で航空写真か地図を選べます); 目的地の周辺地図

「経路」をタッチすると目的地まで行く方法の候補が現れます。そして、電車のアイコンを選択すると乗車駅や乗り換え駅、運賃、時間が分かります。

電車を使う場合、乗車時間やルートなど複数の選択肢が出ますので、そのなかから1つをタッチすると、そのルートの詳細が表示されます。

目的地まで行く方法の候補が表示される; 選んだルートの詳細

ルートの詳細を見ると、使用する電車の路線や乗車駅、乗車時刻、乗り換え駅、到着時刻のほか、駅のどのプラットホームから乗ればよいかも分かります。また、何両目の車両に乗れば乗り換えが便利かも表示されます。

メリット

・世界中で使われていて、ベトナム人もよく使う。

・検索方法が簡単

→ 住所で検索

→ 地名で検索

→ マップ上で場所を選ぶ

→ 駅名で検索

・現在地付近の駅やバス停を知らなくてもOK

・ローマ字でも検索できる。入力すると該当する場所の候補が表示され、日本語が全く分からなくても検索できる。

・様々な交通手段を調べることができる(車、電車、バス、徒歩など)。交通手段を選択すると、それにかかる時間や交通費が分かる。

・地図アプリと一体になっており、Door to Doorの地図が出る。複数の交通機関を組み合わせた乗り換え情報も表示される。

デメリット

・時刻が正確でないケースがある。

・安さや楽さ、徒歩をなるべく避ける――などの検索はできるが、詳しい設定(例えば特急や新幹線を使いたくないなど)ができない。

2. ヤフー乗換案内

アプリの基本操作

アプリを開くとトップ検索画面が表示されます。

トップ検索画面

・出発駅と到着駅を入力し「検索」をタッチすると、ルートが現れます。

・地図や現在地などで検索したい場合は、「駅・バス停・スポット」をタッチします。

・出発時刻や到着時刻などもこの画面で選択できます。また、特急や新幹線など使いたくない場合は「交通指定あり」をタッチすると設定を変更できます。

現在地周辺の駅リストと地図による検索画面

出発地と到着地を選択すると複数のルートが表示されます。

ルートの選択画面

ルートの選択肢が表示された画面では、目的地に早く到着する順(早)、乗換回数が少ない順(楽)、運賃が安い順(安)に選択肢を並べ替えることができます。好きなルートを選択するとそのルートの詳細画面が出ます。

ルート詳細の画面

メリット

・ルートを「早」、「楽」、「安」で選ぶことができる。

・特急や新幹線を使わないなどの設定ができる。費用を節約したい留学生や実習生にとても便利。

・どの車両に乗れば楽に早く乗り換えることができるかも分かる。

・公共交通機関に特化したアプリなので、電車やバスなどの時刻検索がしやすい。

・電車の事故や運休、振替輸送などの情報も表示される。

デメリット

・日本語しか入力できない。日本語を勉強するチャンスにはなる。

・地名や地図での検索はグーグルマップより不便。

3. 乗換案内

アプリの基本操作

アプリを開くと経路検索画面が出ます。

経路検索画面

この画面で出発地や到着地を入力することができます。出発時刻や到着時刻などもこの画面で選択できます。そして、地図のボタンをタッチすると地図での検索画面が表示されます。

地図で検索する画面。

・この画面で駅やバス停などの情報も検索できます。

・出発地や到着地を決定すると、各ルートの画面が表示されます。

ルート一覧の画面とルート詳細画面(操作はヤフー乗換案内とほぼ同じ)

メリット

・操作はヤフー乗換案内と似ているが、地名で検索することができ現在地や目的地付近の駅やバス停などが自動的に現れる。

・グーグルマップと同じで地図から行き方を調べることもできる。

・ルートを「早」、「楽」、「安」で選ぶことができる。

・どの車両に乗ると楽に早く乗り換えられるかも分かる。

・特急や新幹線を使わないなどの設定ができる。費用を節約したい留学生や実習生にとても便利。

・公共交通機関に特化したアプリなので、電車やバスなどの時刻検索がしやすい。

・電車の事故や運休、振替輸送などの情報も表示される。

デメリット

・日本語しか入力できない。日本語を勉強するチャンスにはなる。

4. Japan Transit Planner

アプリの基本操作

アプリを開くと検索画面が出ます。

検索画面

この画面で出発地や目的地を入力します。時刻調整もこの画面で操作できます。出発地や目的地を決定したら検察ボタンをタッチするとルートの画面が出ます。

ルート画面

ルートの詳細(時間、費用、乗換情報など)はこの画面で分かります。そして、他のルートもここで選択できます。

メリット

・ベトナム語も含め12カ国語で使える。

・他の乗換案内アプリと基本機能は大体同じ。地名で検索することもでき、現在地付近や目的地付近の駅やバス停などが自動的に現れる。

・ルートを「早」、「楽」、「安」で選ぶことができる。

・特急や新幹線を使わないなどの設定ができる。費用を節約したい留学生や実習生にとても便利。

・公共交通機関に特化したアプリなので、電車やバスなどの時刻検索がしやすい。

・オススメ観光地スポットが表示される。

デメリット

・地図で検索できない。

・どの車両に乗れば楽に早く乗り換えられるか分からない。

・電車の事故や運休、振替輸送などの情報は表示されない。

日本では公共交通が発達しており、公共交通機関を使いこなすことで上手に生活できます。これらのアプリを試し、自分に合うものを探してください。