体験談(技能)
今回の先輩
トー・ティ・ヒエンさん
- 2000年 高校中退、家業手伝い〈タイビン県〉
- 2001年 靴製造会社で勤務〈ハイフォン県〉
- 2007年 長女出産、縫製工場勤務〈タイビン県〉
- 2018年 送出機関登録
- 2019年 2月:訪日→講習→技能実習〈奈良県〉
- 2019年 9月:OTITによって保護
- 2019年 12月:新しい職場で技能実習開始〈岩手県〉
〈1984年生まれ、タイビン省出身〉
社長から「あなたはもう会社に来なくてもいい」と言われた技能実習生ヒエンさん。送出機関社長もやってきて「あなたをベトナムに連れて帰る」と迫られたが、強制帰国寸前でOTIT(外国人技能実習機構)が出動!ヒエンさんは救出され、転職先も紹介してもらえることに。
娘の学費を稼ぐために日本へ
私の今の実習先〈2020年〉
訪日前の借金とその後の返済
今の職場での仕事〈岩手県で2020年〉
◇私の家計簿(1カ月の平均)
※100円=21,240 VND(2021年3月11日現在)
手取り給料(平均140,000円) | |
手取り給料 |
137,000円~142,000円 ※税金、社会保険料、寮費を引いた後の手取り額 ※このうち寮費は11,000円(水道・光熱費・Wi-Fi含む) |
支出(平均 35,000円~40,000円) | |
食費 |
30,000円 ※自炊 |
雑費 |
5,000円~10,000円 ※生活雑貨、医薬品など |
※ 差額・貯金(平均100,000円) |
過酷な労働と残業代不払い
残業代が計上されなかった給与明細。「当時を思い出すと、今でも悔しい」。
「もう会社に来なくてもよい」
当時の実習先〈2019年〉
絶望の帰国通告
送出機関社長に書かされた文書〈2019年9月〉
「外国人実習生支援」にSOS
榑松さんがOTITに送ってくれた申告書の一部〈2019年9月〉
外国人技能実習機構(OTIT)登場!
新職場は別世界
左:寮の自分のベッド。毎晩、ここから娘に電話する; 右:寮の台所
【編集部からのアドバイス】
❶ ヒエンさんの転籍先を紹介した監理団体は技能実習生を紹介する際、その会社が▽法律通り残業代を支払う▽技能実習日誌や管理簿をきちんとつける▽平均的な寮生活を提供する――などを条件としています。この組合の紹介先で技能実習をしたい場合は、問い合わせてみてください。
(監理団体)ワールドパワー協同組合
※メール(ベトナム語)で問い合わせができます。翻訳に少し時間がかかります。
❷ 強制帰国は違法
技能実習生の意に反して計画途中で帰国させることは違法です。実習生が技能実習の継続を希望している場合、受入会社や監理団体は責任を持って次の実習先を確保しなければなりません(法的義務)。
❸ 実習先での問題はまず所属する監理団体に相談し、それで解決しない場合は、必ず外国人技能実習機構(OTIT)に相談してください。ベトナム語で電話(0120-250-168)で相談できますが、相談内容が深刻な場合は、紙に書いてOTITを訪問するか郵送する方が効果的です。
❹ 万一、OTITに相談しても解決しない場合は、下記のような民間の支援団体もあります。
今回の先輩
(トー・ティ・ヒエン)さん
- 2000年 高校中退、家業手伝い〈タイビン〉
- 2001年 靴製造会社で勤務〈ハイフォン〉
- 2007年 長女出産、縫製工場勤務〈タイビン〉
- 2018年 送出機関登録
- 2019年 2月:訪日→講習→技能実習〈奈良〉
- 2019年 9月:OTITによって保護
- 2019年 12月:新しい職場で技能実習開始〈岩手〉
〈1984年生まれ、タイビン省出身〉
社長から「あなたはもう会社に来なくてもいい」と言われた技能実習生ヒエンさん。送出機関社長もやってきて「あなたをベトナムに連れて帰る」と迫られたが、強制帰国寸前でOTIT(外国人技能実習機構)が出動!ヒエンさんは救出され、転職先も紹介してもらえることに。
娘の学費を稼ぐために日本へ
私の今の実習先〈2020年〉
訪日前の借金とその後の返済
今の職場での仕事〈岩手県で2020年〉
◇私の家計簿(1カ月の平均)
※100円=21,240 VND(2021年3月11日現在)
手取り給料(平均140,000円) | |
手取り給料 |
137,000円~142,000円 ※税金、社会保険料、寮費を引いた後の手取り額 ※このうち寮費は11,000円(水道・光熱費・Wi-Fi含む) |
支出(平均 35,000円~40,000円) | |
食費 |
30,000円 ※自炊 |
雑費 |
5,000円~10,000円 ※生活雑貨、医薬品など |
※ 差額・貯金(平均100,000円) |
過酷な労働と残業代不払い
残業代が計上されなかった給与明細。「当時を思い出すと、今でも悔しい」。
「もう会社に来なくてもよい」
当時の実習先〈2019年〉
絶望の帰国通告
送出機関社長に書かされた文書〈2019年9月〉
「外国人実習生支援」にSOS
榑松さんがOTITに送ってくれた申告書の一部〈2019年9月〉
外国人技能実習機構(OTIT)登場!
新職場は別世界
左:寮の自分のベッド。毎晩、ここから娘に電話する; 右:寮の台所
【編集部からのアドバイス】
❶ ヒエンさんの転籍先を紹介した監理団体は技能実習生を紹介する際、その会社が▽法律通り残業代を支払う▽技能実習日誌や管理簿をきちんとつける▽平均的な寮生活を提供する――などを条件としています。この組合の紹介先で技能実習をしたい場合は、問い合わせてみてください。
(監理団体)ワールドパワー協同組合
※メール(ベトナム語)で問い合わせができます。翻訳に少し時間がかかります。
❷ 強制帰国は違法
技能実習生の意に反して計画途中で帰国させることは違法です。実習生が技能実習の継続を希望している場合、受入会社や監理団体は責任を持って次の実習先を確保しなければなりません(法的義務)。
❸ 実習先での問題はまず所属する監理団体に相談し、それで解決しない場合は、必ず外国人技能実習機構(OTIT)に相談してください。ベトナム語で電話(0120-250-168)で相談できますが、相談内容が深刻な場合は、紙に書いてOTITを訪問するか郵送する方が効果的です。
❹ 万一、OTITに相談しても解決しない場合は、下記のような民間の支援団体もあります。