古(いにしえ)から海外との交流拠点として栄え、現在もアジアのゲートウエイを自負する福岡には、外から来る人やものをおおらかに受け入れる雰囲気があります。2020年6月現在、九州に住むベトナム人は40,000人余りで、そのうち約18,000人が福岡県に住んでいます。福岡にはベトナム総領事館があり、福岡空港にはベトナムとの直行便も頻繁に発着します。首都圏や関西圏に比べるとベトナム料理店はそれほど多くはありませんが、福岡市内にあるいくつかのお店を紹介します。(新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合があります。)【秋葉亜子】
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開店して40年になる老舗です。かつてのサイゴンに住んでいた日本人男性がベトナム人の奥様とお子さんと帰国して開業。今は息子さんが姉妹店を営んでいます(後述)。メニューは、定番の揚げ春巻き、生春巻きや、カニの殻付き炒め(cua rang muối)などがお勧め。単品でフォーやおかゆを楽しむもよし、ビールとそのお供を選ぶもよし。ご飯とおかずとスープでまとめると、それはホッとする献立です。
店内でベトナムのお菓子や乾麺、缶詰、瓶詰めなどを棚に並べて売っているので、お店に入るとベトナムの香りがします。お料理のメニューも豊富で楽しめます。お店の人がアオザイ姿でサービスしてくれるのは、今回記事にした中では意外とここだけかも。お料理はどれも美味しくて、本場を思い出します。デザートも豊富。本場の味を知るベトナム人もよくカウンター席に座っているので、味は保証できます。
最近、アジア各国の料理店が並ぶ吉塚(よしづか)市場に移転しました。コストパフォーマンスが良いランチセット数種類や夜のお酒のおつまみになりそうな単品料理まで様々なラインナップ。味も抜群です。
先に紹介した「南十字星」のご主人の息子さんがオープンしたお店です。店内はカウンター席のみで7名しか座れないのですが、その分お店の方との距離も近く、隣のお客さんともつい会話してしまうような、アットホームな雰囲気です。2019年には干隈(ほしくま)店もオープンしました。
アンディって人の名前みたいですが、実はベトナム語で「食べな!」っていう意味のしゃれた店名。店内ではアラカルト、コース料理のほか、テイクアウトやウーバーイーツも利用可です。北部料理のブンチャーから南部料理のバインセオまで、ベトナム各地の料理が楽しめます。鍋料理もあります(要予約)。ホイアン風の提灯(ちょうちん)やプロパガンダポスターの壁掛けなど、細かいところがベトナムチックです。
ベトナム料理店ではなく、八百屋さんがやっているエスニック料理店で、ハーブたっぷりのバインミーがあります。バインミーを作らない日もあるので、行く前に電話で確認してください。店頭では野菜、店内では雑貨やエスニック食材を販売。こぢんまりした店内に野菜やハーブが所狭しと並んでいます。カウンターの向こう側(キッチン)から、お料理の材料や食べ方について丁寧に説明してもらえます。
この記事を編集している間にも福岡市内にベトナム料理店が増えました。「バインミー グリーン」(箱崎地区)やベトナムカフェ「Vinahouse福大前」など。これからますます楽しみです。
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