旅行・グルメ

ラコリーナと八幡堀 -アニメの世界と江戸時代の街並みを1日で楽しむ旅

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2022年08月19日

JNTO&KOKORO コラボ企画

京都のとなり・滋賀県に情緒豊かな水郷やアニメの世界を現実にしたような「お菓子の館」があるのをご存知ですか? その観光地は近江八幡(おうみ・はちまん)。JRの新快速(普通列車)に乗って京都から約35分、大阪から約65分、名古屋からも最短97分で行ける近江八幡で、古い商館や蔵の並ぶ運河、草でおおわれたファンタジックな建物「ラコリーナ」を楽しんでください。

近江八幡へ

JR近江八幡駅へのアクセス(2022年現在)

・大阪駅から新快速で約65分(乗換なし):1,520円
・京都駅から新快速で約35分(乗換なし):680円
・名古屋駅から新快速などで最短97分(乗換1、2回):1,980円

※100円=約17,530 VND(2022年8月14日現在)

筆者は大阪駅から新快速に乗りました。

乗り換えなしで近江八幡駅に到着

JR近江八幡駅からラコリーナへ

近江八幡駅の改札は1つだけ。改札を出て左側の「北出口」に向かいます。

2階から1階に降りて北出口を出ると、奥にバス乗り場が見えます。バス乗り場に行くまでに観光案内所もあるので、時間があればパンフレットや地図をもらいましょう!

一番奥の6番乗り場から「長命寺」行きか「休暇村近江八幡」行きに乗ります。不安な場合は運転手さんに「ラコリーナに行きますか?」と聞いてください。

目的地の「北之庄(きたのしょう)ラコリーナ前」までは通常9分(370円)です。

おとぎの国「ラコリーナ近江八幡」

「北之庄ラコリーナ前」でバスを降りると、すぐに「ラコリーナ近江八幡」の入口があります。La Collina(ラ・コリーナ)とはイタリア語で「丘」という意味です。

ゲートをくぐると、このような山の景色。「本館までは遠いのかな」と思いきや・・・

すぐに本館(メインショップ)が見えてきました。草でおおわれた不思議な建物です!

草ぶきの建物を山や畑が取り囲み、まるでアニメの世界

メインショップは2階建て。それでは中に入りましょう。

ラコリーナは、有名和菓子店「たねや」と超人気のバームクーヘンで知られる「クラブハリエ」を経営する「たねやグループ」の建物です。1階に「クラブハリエ」の店があります。

同じ階に「たねや」の店もあります。おいしそうな高級和菓子がずらり。ワンコインで買える和菓子のコーナーもあります。

2階はカフェ。焼きたてのバームクーヘンが食べらるのがこのカフェのポイントです。

天井のデザインが個性的

人気メニューは「焼きたてバームクーヘンセット」(税込1,000円=約175,300 VND)

※通貨レートは2022年8月14日現在

これがセットのバームクーヘン。焼きたてなので、ほんのり温かい。

ジュースとセットで1,000円。量は少し物足りませんでしたが、味はグッドでした。

1階でテイクアウトのスイーツも売られていました。ソフトクリーム550円(税込)など。

テイクアウトのスイーツはこのようなスペースで緑を楽しみながら食べることができます。

屋根のはしからミストが噴き出ていて、廊下は少し涼しいです。

メインショップ以外に「フードコート」や「ギフトショップ」、「カステラショップ」などがあります。

メインショップの奥から外に出ると、外に水田(稲)がありました! 奥の草ぶきの建物はカステラショップです。

カステラショップにもカフェ(写真の奥)があります。順番待ちの人々が並んでいました。

この廊下を歩いてフードコートへ

フードコートのテーブル。奥にフードショップが並んでいます。

窓の中の女性店員が手にしている細長い食べ物はピザトースト(税込750円)

ホットドッグ(450円)やかき氷(500円~600円)、ライスコロッケ(400円)もありました。

フードコートのとなりのギフトショップには2階建てのバスが!

単なるお店ではなく家族で楽しめる観光施設です。

ギフトショップには、メインショップでは売られていないさまざまなお菓子が並んでいました。

ゆっくり滞在してラコリーナを後(あと)にしました。

ラコリーナ近江八幡

▶︎近江八幡市北之庄町615-1
▶︎電話: 0748-33-6666
▶︎9:00~18:00(年中無休)

八幡堀の水路めぐり

バスで近江八幡駅の方向に戻り、途中の「八幡堀八幡山(はちまんぼり・はちまんやま)ロープウェー口(ぐち)」で降ります。

バス乗車時間は3、4分(240円)。バス停を降りたら、写真の赤い矢印の方向に約70m歩いてください。

すると、左手にこのような美しい洋館「白雲館(はくうんかん)」があります。1877年に建てられた昔の小学校で、入場無料。中で土産物や観光パンフレットが手に入ります。

白雲館

▶︎近江八幡市為心町元(いしんちょうもと)9-1
▶︎10:00~17:00

白雲館の向かいに日牟礼八幡宮(ひむれ・はちまんぐう)という神社の鳥居があります。鳥居をくぐってすぐのところにある小さな橋に注目してください。

この橋(白雲橋)からの眺めです。

橋のわきから水辺に降りることができます。

水辺に降りたら、水路沿いを散歩してみましょう!

このエリアには昔(主に江戸時代)、「近江(おうみ)商人」と呼ばれる商人たちが住み、商店や蔵(倉庫)を構えていました。「近江」とはこのエリアの昔の名前です。

情緒豊かな石畳の道が続きます。

近江商人たちはこの人口運河を使って商品を遠くへ運んでいました。運河は琵琶湖(びわこ)につながっています。

緑豊かな散歩道

歩き疲れたので、船に乗ることにします。

乗船料は大人1,000円(税込)。往復約3kmを約35分で巡ります。乗り場によって料金が違うので、事前にチェックしてください。ここは白雲橋のすぐ近くの乗り場です。

船に乗るときは靴をぬぎ、畳の上に座ります。

船から眺める昔ながらの商家や蔵(倉庫)などの眺めを動画でお楽しみください!

船上では心地よい風に吹かれながら水と緑の風景を楽しめました。この動画で自然豊かな風景を楽しんでください。

かき氷屋さん

水路沿いには昔ながらの建物がたくさん並んでいます。

水と緑と静けさに心がいやされるひととき

近江商人たちが活躍した町の風景を船から眺めるのも良し、歩いて楽しむのも良し。

「これだけ楽しめて乗船料1,000円は安い」と感じました!

白雲橋まで戻ってきました。水郷巡りを満喫して近江八幡の旅を終わります。

external link JNTOの近江八幡・観光情報

まとめ

京都からJR普通列車で35分、大阪や名古屋からも気軽に日帰りで行ける場所に、おとぎの国と日本の昔の街並みを1日で楽しめる町があることは、まだあまり知られていません。この記事では、そのような「近江八幡」の魅力を紹介しました。

◆ラコリーナ近江八幡

基本的には巨大な菓子ショップですが、自然と一体化したお菓子のテーマパークと言ってもいいでしょう。ハイクオリティのスイーツと豊かな緑に心がいやされます。

◆八幡堀

日本の時代劇のロケでもよく使われるほど、昔ながらの日本の街景色が残っているエリアです。水と緑と昔の街並みというぜいたくな組み合わせを徒歩や船で味わってください。

八幡堀エリアには、古い建物を利用したショップやカフェもたくさんあります。また、近江八幡には、八幡堀のクルーズ以外に田園地帯の運河を巡る「水郷めぐり」というクルーズもあります。あなた好みの過ごし方をお楽みください。

※この記事はJNTOのご協力で作成しました。

※リポーターはKOKORO編集部の記者です。