体験談(留学・高度)
By KOKORO(毎日新聞社+VAIJ主催、在ベトナム日本国大使館など後援)
ハノイの大学で日本語を学び、日本の大学院に国費留学したチャンさんは、そのまま日本で就職し結婚もしました。大学院では毎晩遅くまで研究に打ち込み、苦労もしましたが、名古屋でたくさんの人に出会い、大学を通じてさまざまな経験を重ね、日本で心豊かに暮らしています。
日本語と法律を無料で学べる特別コース
日本法教育センターの先生と同級生たち
名古屋大学日本法教育研究センター
- ・ハノイ法科大学の学部生(法学部、経済法学部)が対象
- ・新入生がセンターに入るには、選抜試験を受ける。
- ・応募は毎年150~200人。入試の成績やセンターの選抜試験(ひらがな、カタカナなど)の成績、面接を総合して25~30人を選ぶ。
- ・センターでの授業は週6コマ(4年間)。追加の授業料は不要。
- ・センターでの単位の一部は大学の卒業単位にカウントされる。
願いがかなって国費留学
大学院の先生とトーク〈修士2年のとき〉
映画の字幕と音声で日本語学習
日本の映画でヒアリング練習(イメージ写真)
通訳アルバイト
弁護士や警察の通訳以外に日越の経済交流会の通訳も担当
日本でのベトナム人仲間
私が日本でベトナム人仲間をどうやって作ったかをまとめました。
大学の仲間 |
・名古屋大学にはたくさんのベトナム人がいますが、普段は大勢で集まりませんでした。私は文系の大学院のベトナム人仲間数人と仲良くしていました。 |
・名古屋大学の大学祭や留学生向けのイベント(留学生歓迎会や旅行)を通じてベトナム人の友だちができました。 |
ベトナム人団体(VYSA) |
・友だちと一緒にVYSA TOKAIのイベントにときどき参加しました。例えば、テト(旧正月)の集まりや紅葉狩りなどです。 |
同窓の集まり |
・センターの同期や後輩が何人か日本に住んでいるので、今も交流しています。 |
アルバイト仲間 |
・通訳アルバイトで通訳仲間(主に先輩たち)とのつながりもできました。 |
地域のベトナム人仲間とテトの集まり
日本法教育研究センターの後輩と花見
大学院をやめて就職
勤務しているオフィスがある名古屋大学の建物
私の就職活動と家計簿
名古屋大学
私の家計簿(1カ月の平均)
※就職後・結婚前の家計簿
※100円=16,433 VND(2022年10月8日現在)
収入:250,000円 | |
給料 | ¥250,000 |
※税金や社会保険料を引いた後の手取り額 ※残業時間によって総額は変動 ※ボーナスを除 | |
支出:208,000円 | |
家賃 | ¥60,000 |
水道・光熱費 | ¥15,000 |
食材費 | ¥30,000 |
生活雑貨 | ¥5,000 |
携帯電話 | ¥3,000 |
美容・衣服 | ¥10,000 |
医療・保険 | ¥10,000 |
交際費(誕生日会など) | ¥15,000 |
教育・教養 | ¥10,000 |
※資格試験のための教材・通信講座の費用 | |
旅行・交通費 | ¥20,000 |
実家に仕送り | ¥30,000 |
毎月の差額:42,000円 |
日本に残った理由
修士課程2年のときの発表会(左)と修士課程卒業の日〈大学で〉
ボランティア
長野県の牧場で「さをり」の作品販売。私もお手伝い。
名古屋のここが好き
私の好きな庄内緑地公園〈名古屋市〉